いままでなんど

 勉強すると昨日の日記には書いたものの、結局即寝た。今朝は6時20分に起床、いつもよりは早く起きて、勉強。

 今日の職場ではドツボにはまり、だいぶ心が折れた。やはりクソはクソだなと思う。もっともそのクソ野郎にこちらはクソと見られているわけだが。まあ現実は現実なんでたんたんとやるしかない。トータルで見ればできてるところはできてるわけだから、悪いところを過剰に捉える必要はない。と、帰ってからはそんな愚痴を妻に話す。帰宅21時。

 「まあ明日はライヴ観て元気だすかー」とつぶやいたら、「いいね、そっちはライヴとか気軽に行ってストレス解消できて」とさらっと妻に言われた。結局俺も自分のことしか考えてない、あのクソ野郎と変わらんと、無自覚な己に気づく。いやそれでもライヴは行くのだが。心配してくれる妻には感謝しているが、すんませんライヴいきます。

 ここまで書いてるの見てると、だいぶ俺きてるなーって感じではある。が、妻が寝て、焼酎のお湯割りを飲みながら、クラッシュの「ロンドン・コーリング」の「アイム・ノット・ダウン」を聴いたら、無性に元気が出てきた。これドラムもめっちゃくちゃかっこよいなー。これとエンケンの「東京ワッショイ」に入ってる「不滅の男」だな、無理くりにこちらを勇気づけてくれる曲。

 

 

 

怒りの葡萄、ヒロイズムについて

 朝7時に起床。今朝も多摩都市モノレールはダイヤが大幅に乱れている。職場には10分ほどの遅刻。

  昨日は夜2時ぐらいまで起きて、嫁さんと「怒りの葡萄」(1940年)をDVDで観た。全編、暗く重い気持ちで画面にじーっと向かう。だいたい普段は、相棒とか、帰れま10とか、ガキ使とか、モヤモヤさまぁーずとか、嫁さんといっしょに見るのはそんな感じなんで、「怒りの葡萄」はそれらにくらべると格段に相当に重かった。映画ラストで家族から去っていく際のヘンリー・フォンダ演じるトム・ジョードの言葉が胸につきささり、そのあたりでは正座してテレビの画面を凝視していた。

 以下、五十嵐正さんの著書「スプリングスティーンが歌うアメリカ」より抜粋。ブルース・スプリングスティーンが映画「怒りの葡萄」、特にそのラストシーンから受けた影響について。ロックンロールの長年の信条である「激しく生きて若く死ぬ」という自己破滅的な英雄的行為(ヒロイズム)とは対極にあるヒロイズムのこと。スプリングスティーンは語る。

「死の崇拝は常にロックンロールの一部だった。危険を顧みない生き方や自滅型の振る舞いとかが常にもてはやされてきたからだ。でも、それらが常によい考えというわけではなかった。結局自滅してしまった連中の死はとても残念だし、彼らの音楽をもっと聴き続けたかったよ。でも、そこにはヒロイズムなんてない。ただの間違いだ。僕が言うヒロイズムとは、人生は生きるという価値があるという考えが個々の存在より大きいもので、時にはそのために自分自身の身を投げ出す価値があるという考えだと思う。それが『怒りの葡萄』で描かれていたヒロイズムだ。古風な考えだろうけど、今日でも意味があることだし、これに取って替わるものなんて何もないよ。」

雪、ミンガス、ドーナツ

 降雪による凍結で、多摩都市モノレールは多摩センターと高幡不動のあいだが朝から運休。職場に遅刻する旨を電話連絡し、保育園には徒歩で向かい娘を預ける。駅に向かうため保育園近くのバス停で15分ほど待っていたものの、バスは来ないので、2駅ぶんほど歩き、京王線を利用し職場到着。1時間半ほどの遅刻。

  職場には19時半まで。帰り、もうすっかり普通運行に戻っているモノレールで、仕事に関係した資料を読むかとめずらしく思った。しかし結局iphoneで音楽を聴く。チャールズ・ミンガスの「Town Hall Concert」の2曲目「Praying With Eric」。27分超えの長さ。エリック・ドルフィーバスクラやミンガスのベースなど、部分は気持ちいいが、全体的にはブツ切れというか冗長だった。家着くまでにスッキリしたいなと思って「Mingus Ah Um」の「Girl Of My Dreams」。4分ほどの長さではあったが、これは聴きごたえあった。ハードバップとディキシーをごちゃまぜにしたようなと言うか、まったく説明できないが、ミンガスはやはり良いなー。明日も仕事で怒られるかもしれんがテンションあげてがんばろうと思った。給料日だしな。

 家着いて夕飯食べたあと、NHKのEテレ「きょうの料理」を見た。ドーナツをつくって70年という城戸崎愛というおばあさんが先生。かなりインパクトある人だった。

クラシアン、ナタリー、帰れま10

 7時5分に起床。シャワーを浴びる。土曜にクラシアンに来てもらい水漏れを修理してもらって以来、シャワーがスムーズに出ることがこんなにストレスを軽減することなのかと、心底実感している。ホースとフランジっていう部品交換含めて総額1万3千円かかったけど、クラシアンすぐに来てもらって良かった。どこの業者に頼むかなと思ったけど、モリスエさんの「水道トラブル5千円♫」ってやつしか頭に浮かばなくて、結果的にそこに頼んでよかった。

 今日の仕事は19時過ぎまで。職場出たらものすごい雨が降ってる。家着くころには雪に変わっていた。

 帰りの電車の中ではナタリー・マーチャントの「OPHELIA」を聴いていた。2曲目の「LIFE IS SWEET」の力強さと美しさになんとも泣きそうになってしまう。いまさらあほかって感じだが、ナタリー・マーチャントは最近聴きはじめた。10000マニアックス時代とソロ時代のアルバムを交互に買って聴いていて、いまのところは圧倒的にソロ時代のほうに心を持っていかれる。ルーツ的指向が強い楽曲は特にいいなーと感じる。ほんとは国内盤を買ってちゃんと対訳読んで歌詞を理解できればもっと感動するのだろうが、値段で結局選んでしまい、輸入盤を買っている。それでも彼女のボーカルと、あと音楽・サウンドのほうも聴きごたえがある曲が多いので、十分満足ではある。

 夕飯食べながら「お試しかっ!」の「帰れま10」を見た。東国原が出ていたので気分悪くなってチャンネル替えようかと思ったが、最後まで見てしまった。家族との夕飯時この番組を見てる確率はかなり高い。こっちがテレビを見ていると大概「ちがうのにしてー、DVDみたいー」と叫ぶ3歳の娘が、この番組についてはなぜか何も言わないのだ。

 

 

 

昨日と今日

 昨夜の国立ノートランクスでの井上銘ギタートリオ気持ちよかった。スタンダード中心のセット。コルトレーンコルトレーン・サウンド」に収録の「リベリア」もやっててそれがまたかっこよかった。井上さんは20歳。音楽に勢いある。MCなど振舞いも立派。「俺たちの年のほぼ半分かー」と、帰り松井さんと苦笑した。

 マスターの村上さんと歯の話をしたあと店を出る。妻と約束していたとおり終電一本前に家到着。

 本日起床後は、エルヴィン・ジョーンズの「アンド・ゼン・アゲイン」を部屋でかける。昨日受診した歯科の帰りに町田のディスクユニオンで購入した中古CD。collectablesレーベルの2in1。昨夜の井上トリオを聴いててやはりジャズいいなーとあらためて思って、このアルバム聴いたらその思いはさらに強まった。エルヴィンのドラムが気持ちをスカッとさせてくれる。

 昼過ぎに家を出て八王子市長選挙の投票に。その後多摩センター駅前に向かう。娘とココリア多摩センターのおもちゃ屋で遊ぶ。さらに丸善で立ち読み。音楽書籍ジャズコーナーに中山康樹の「かんちがい音楽評論」ってのが置いてあってチラッと読んだらおもしろそう。でもこの薄さで1680円ってなんじゃこりゃ、高い。買わん。

 夕方家娘が昼寝。そのあいだに妻とDVDを観たりして、いま「WALSH&POUND」というCDを聴いてる。イギリスのフォーク/カントリーの人たちで、DAN WALSHが5弦バンジョーで、WILL POUNDがハーモニカ。基本デュオ。ゲストでマーティン・シンプソンがギターを弾いてる。

 

1月前半

 年末年始は12月29日から1月3日まで休み。6連休だった。

前の仕事ではありえなかった長期の正月休みで、家族と本当に久しぶりにゆっくりすることができた。ほとんど家にいたので、心配どおり2キロ近く体重が増える。DVDで「男はつらいよ21作 寅次郎我が道を行く」、「チャイナシンドローム」を観る。

 大晦日は、年賀状をつくるふりをして、2011年のベスト10を選考。数年ぶりに「おれわた」にも投稿させていただく。→http://best2006.web.fc2.com/orewata2011goto.html

 年明けライヴ一発目は、1月4日に新宿ピットインで、森山威男(ds)、板橋文夫(p)、川嶋哲郎(ts,ss)、瀬尾高志(b)のを聴く。

仕事で前半には間に合わず。しかし後半の、アリゲーター・ダンス→渡良瀬→サンライズ→ハッシャバイ→グッドバイという反則の曲目と極限の演奏で、大満足。森山と初共演の瀬尾はぶっとく強靭なベースで非常に目だっていた。このメンバーであると川嶋はやはりコルトレーン的世界に。そして板橋はとにかく若い。100人ほどはいたと思われる客席の層は、男女比が8:2。男は平均年齢58ぐらい?女は35ぐらい?なぜか女性は若い人が多い。

会場でジャズ好きの上司に会ったので、その流れで、帰りは国立ノートランクスにいっしょに寄って飲む。上司のリクエストで、店では森山威男の84年LP「グリーン・リヴァー」をかけてもらう。

 1月7日(土)はやはり国立ノートランクスで、林栄一とスガダイローのデュオを聴く。フリーに行くかと思いきや、モンク曲を多く取り上げていた。良かった。モンク曲はそのミュージシャンのセンスをはっきりと浮き出させると、あらためて思った。

終演後、スガさんと「男はつらいよ」話をしたと思ったが、飲みすぎで内容はまったく忘れてしまった。

 1月14日(土)、朝は娘の保育園でもちつき大会。昼ぐらいから右上の歯茎がうずくなーと思ってたら、夜から右頬が腫れだす。

翌朝鏡を見たら、見事に左側の倍は膨らんでる状態になり、覚悟を決めて町田の歯科に。家族から聞いて評判のよい歯医者。神経治療ということでゴリゴリだいぶやられたが、痛くなくほっとした。

 1月18日(水)クロマニヨンズの新譜が届く。冒頭の「他にはなにも」など、何曲かはブルーハーツ末期の「スティックアウト」時期を思い出させる詩と曲の雰囲気。評判どおり、「ハル」が素晴らしい。

 1月19日(木)ブルース・スプリングスティーン新譜がついに3月発売決定!そして先行発売のシングルの音源がいきなりYoutubeに上がっていた。仕事どころじゃなく、昼休みはそれにかじりつく。残念なことにヘッドフォンを忘れてしまったため、iphoneに耳をくっつけて聴いていた。中学生みたいなことをやってるな・・。

 噂によればアルバムは「シーガー・セッション」的要素もありということらしいが、このシングルに関しては特にフォーキーなルーツな匂いはない。商業的なことも考慮された音になっているなと思った。とにもかくにも楽しみ。早く3月になってほしい。というか、こんなにスプリングスティーンの新譜を心待ちにしている自分に驚いてしまった。

 ジャズをあまり聴いてない。今年に入ってから一番聴いてるのは、ナタリー・マーシャント。