夜中の新日本プロレス、エリントンなど

 昨夜は多摩センターで、妻の親たちといっしょに夕飯を食べる。ひと月ぶりぐらいに会った義父と義母からは「ほんと痩せたねー」と感心される。こちらも調子に乗り「いやー炭水化物抜きダイエットと言ってですね・・」などとウンチクを語る。岡田斗司夫が昔、「ダイエット成功すると人との会話のネタに困らない。ダイエットは多くの人が興味あることだから向こうから食いついてくる」ってことを書いていたが、それが最近ほんと実感できる。

酒を飲んだこともあり眠く、家に帰り22時頃には部屋に横になり、そのまま寝てしまった。ハッと気づいたら午前2時半過ぎ。危ない、今日の新日本のワールドプロレスリングは絶対に見逃していけないあれじゃないかと、急いでテレビのスイッチを入れる。テレビ朝日ではワープロはまだ始まっていなく、「ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!」という番組が放送されている。ゲストは吉田豪。まじか吉田さんは地上波テレビのトーク番組にゲストで出るぐらいメジャーな存在になったのかすげーなーと、勝手に感慨を覚える。

さてついにワープロが始まる。今日は30分まるまる「棚橋弘VSオカダ・カズチカIWGPヘビー級選手権試合である。先週の4月7日に行われた試合で、結果もネットで見て知ってはいた。しかし、オカダがどんな試合、どんな勝ち方をしたのかとても気になっていたのだ。

棚橋によるオカダの右腕攻めを軸とした、とても分かりやすい試合展開。結果を知ってはいても盛り上がりテレビの画面に集中した。このあたり棚橋がものすごく見せ方が上手いんだなと思う。最も度肝を抜かれたのは、コーナーポストに登った棚橋への下からのオカダのドロップキック。やばさを感じた。オカダの技でひとつだけ選べとなれば、それは、レインメーカー(ラリアット)でもレッドインク(変形キャメルクラッチ)でもなく、圧倒的にドロップキックだ。あの迫力は他のレスラーには出せないだろう。

試合後、次の防衛戦の相手、鈴木みのるがリングに登場。マイクでオカダとオカダのマネージャー外道とやりあう。みのるの方が表現は数倍うまいが、オカダのマイクも案外良かった。言動は不遜なんだけど、なんかいい人っぽさも垣間見えるキャラ。というわけで、今日の放送でオカダけっこういいなと認識はした。が、みのるファンの自分は、来る5月3日のオカダVSみのるは、もちろん、みのる支持だ。

ワープロ中継でテンションが上がってしまい、明け方4時近いが、ヘッドフォンでデューク・エリントンPiano Duets: Great Times」、「Bal Masque」を聴く。エリントンとビリー・ストレイホーン2人がピアノを弾く1950年録音の前者。エリントンのピアノの凄みが体感できるアルバムかなと思うが、実際のところ、エリントンとストレイホーンこれどっちだろうなと思う場面もけっこうある。音色が似てる。ストレイホーンもかっこいいピアニストなんだなとあらためて思った。後者は、僕はけっこう愛聴している。58年録音のライヴ盤。アレンジは分かりやすく聴きやすい。しかしエリントンらしく癖もある。これもいつものことではあるが、エリントニアンによるハーモニーが美しい。4曲目「Poor Butterfly」でのジミー・ハミルトンのソロの部分でのサウンドの超絶な美しさにはジーンとくる。