ダイエット、昨日のライヴ

 今朝、体重を測った。測定値は67.0キロ。ダイエット期間3ヶ月で目標体重についに到達した。ピーク時から11キロ減である。嬉しい。

 施行しているダイエット法は、流行りの「糖質制限ダイエット」というやつである。食事の際、炭水化物は徹底的に避けている。米、パン、麺。これら主食はほとんど口にしなくなった。それ以外の食べ物、肉や魚や野菜といったものは普通に食べている。酒も飲んでいる。しかし糖質が多く含まれているビールなどは飲まない。主に飲んでいるのは焼酎やホッピーだ。

  ラーメン、カレー、スタ丼、寿司、チャーハン、ヤマザキのコッペパン(つぶあん&マーガリン)、そしてビール。これら自分の大好物を食べない飲まない自分を、ダイエット前は想像もできなかった。俺は一生これらの食べ物と付き合っていくのだと疑っていなかった。しかし今はそれらを食べようという気が起きない。我慢しているのではなく、欲求がほんとに湧いてこない。

  その代わり、サラダが大好物になった。ブロッコリー、小松菜、水菜、パプリカ・・。今までマニアックだなと思っていた食べ物が自分の興味の真ん中に位置するようになった。この野菜はこんなに美味いのかと、40歳前にして初めて気づく毎日だ。

  今は野菜が高いのに、毎日サラダをつくってくれる妻には本当に感謝したい。今朝、体重計から降りて真っ先に報告しようと思ったが、妻は昨日から旅行に行っている。興奮気味の報告メールをしたが返信は一切ない。「0.7キロ太ったよ、もう朝のトーストは絶対やめよう」「やっぱ俺痩せたよね、ズボンのこのユルユル具合見て」など、日常会話の大半をダイエット話ばかりされてやはり辟易していたのだろうか。旅行先にまでそんな話してくんなということだろうか。

 

 話は変わり、昨夜は国立ノートランクスにライヴを聴きに行った。加藤崇之、石渡明廣酒井泰三。ギター3人のトリオだ。

  衝撃的なぐらいなにが飛び出すか分からない音と奏法で、混沌をつくっていく加藤。超高音圧でいて艶のある太さがあるという個性的な音で、ノリをつくっていく酒井。彼ら二人のギターから溢れでてくる音の塊を冷静に整理し、輪郭をつくっていく石渡。

 かっこよかった。3人とも腰が座っている。自分の出すべき音をしっかりイメージしている。そしてそれらがバラバラにならず、トリオの音楽として最終的に着地させている。