寅のおばちゃん死去、リチャード&リンダ・トンプソン

 仕事は18時まで。午前中、突然上司に呼び出され、来月ぐらいを目処としての仕事の配置変えを命じられる。いろいろと無理を言って入ったこの会社であるので、なんでもやりますと承諾。

 仕事帰りはiphoneでリチャード&リンダ・トンプソンの「ポア・ダウン・ライク・シルヴァー」と「ファースト・ライト」をアルバム半分ずつ聴く。両方とも聴くのは久しぶり。昨今フォークやカントリーなどばかり聴いている効果か、前よりもものすごく新鮮に聴こえてきた。楽曲はしっかりつくられていて、アコギやフィドルやアコーディオンなどの生の楽器の響きもよい。リンダのヴォーカルも美しい。質高いなー。やっぱりここに辿り着くなー、リチャード・トンプソン。巨人です。

 三崎千恵子が亡くなったことを昼休みに知った。今年正月に「男はつらいよ」のDVDを観ていて、おばちゃんもいまはかなり高齢になってるはずだよなと思ったが、90歳ですか・・。大往生すね、ご冥福をお祈りします。

男はつらいよ」第1作をはじめ、名シーンはたくさんある。あれ良かったなーと特に思い出したのが、第14作の「寅次郎子守唄」。寅がとらやに連れてきた赤んぼうをおばちゃんが甲斐甲斐しく世話してる姿を見て、タコ社長が「このおばちゃんは子供ができなかったからねー」としみじみ呟くシーン。あと、お盆にとらやでおばちゃんが太い腕をパワフルにまわしながら、ガリガリかき氷をつくる場面もよく登場して、大好きだった。

寂しくはあるが、こうやって寅さんの話題がニュースに出て、いろんな人が興味持ってまた「男はつらいよ」観ればいいよなと思う。